公益財団法人 日本相撲連盟 中学校体育 相撲指導の手引き 改訂版
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『中学校体育 相撲指導の手引き』(改訂版)

付属:『安全管理・指導について』冊子 『中学生 相撲実技入門』改訂版DVD 編著・制作:公益財団法人 日本相撲連盟  中学校相撲授業指導法研究委員会

公益財団法人 日本相撲連盟では、平成24年度より中学校体育授業で武道が必修化されたことに対応すべく、授業で相撲を指導するための教材を作成しました。以下にその概要を示すとともに、内容をダウンロードしたり、動画を視聴したりすることができるようにしましたのでご活用ください。また、必要な方には、『中学校体育 相撲指導の手引き』(改訂版)と『安全管理・指導について』の冊子、および『中学生 相撲実技入門』(改訂版)のDVDを無料で配布していますので、日本相撲連盟事務局までお問合せください。

構成

相撲の特性や指導上の留意点について概説
単元目標、評価規準、指導と評価の計画、指導時案(各学年10時間)等を収録

ポイント

  • 土俵がなくてもできる→体育館フロアー、柔道場、グラウンド等
  • まわしがなくてもできる→体育着のまま、柔道の帯を装着
  • 競技経験がなくてもできる→ルールが簡明、付属DVDの活用で可
  • 安全に楽しむことができる→初歩的段階から簡易的試合の導入
『中学校体育 相撲指導の手引き』(改訂版)

PDFダウンロード

『中学校体育 相撲指導の手引き』(改訂版)

【全体版】 sumoshidou_tebiki.pdf(31.9MB)
【分割版】  
1.はじめに~概説 sumoshidou_tebiki_vol01.pdf(2.2MB)
2.学習指導案 単元計画図 sumoshidou_tebiki_vol02.pdf(0.5MB)
3.学習指導案 評価基準 sumoshidou_tebiki_vol03.pdf(0.7MB)
4.第1学年 指導時案 sumoshidou_tebiki_vol04.pdf(7.6MB)
5.第2学年 指導時案 sumoshidou_tebiki_vol05.pdf(9.5MB)
6.第3学年 指導時案 sumoshidou_tebiki_vol06.pdf(6.5MB)
7.資料 sumoshidou_tebiki_vol07.pdf(6.3MB)

付属冊子:『安全管理・指導について』

【全体版】 anzenkanri_shidou.pdf(13.9MB)
【分割版】  
1.はじめに~学校における危機管理 anzenkanri_shidou_vol01.pdf(6.3MB)
2.中学体育相撲指導の手引に沿って anzenkanri_shidou_vol02.pdf(8.0MB)

DVDダウンロード

付属DVD:『中学生 相撲実技入門』改訂版

【分割版】  
1.相撲のはじまり sumojitsugi_vol01.zip(166.0MB)
2.試合を見てみよう sumojitsugi_vol02.zip(17.4MB)
3.基本動作 sumojitsugi_vol03.zip(114.0MB)
4.基本となる技 sumojitsugi_vol04.zip(131.0MB)
5.試合の方法 sumojitsugi_vol05.zip(78.1MB)
6.さらに上をめざすために sumojitsugi_vol06.zip(126.0MB)

DVD Gallery

相撲のはじまり

基本動作

試合の方法

試合を見てみよう

基本となる技

さらに上をめざすために

Q&A

よくある質問

Q1.相撲は武道の一つといえるのですか?

A1.
「武道」といえるかどうかのポイントとしては、武術として実践されていたか(武士の鍛錬として行われていたか)、および教育的な要素を含んでいるか、の2点をあげることができます。
相撲は、戦国時代の武士が鍛錬として行っていたという史実から、武術の一つとみることができます。また、これまでの歴史の中で、相手を尊重する心や態度(礼に始まり、礼に終わる)が重視され、人格形成に資する内容が求められるようになりました。相撲は、江戸文化の一つであり、かつプロスポーツでもありますが、一方で日本発祥の武術であり教育的内容を含む「武道」ともいえます。
(『中学校体育 相撲指導の手引き』では、上記についての直接的な記述はないが、全体に「武道」として捉え記述されている)

Q2.相撲の授業は、土俵やまわしがなくてもできますか?

A2.
土俵やまわしがなくても、相撲の授業を行うことは可能です。
技を限定すれば、体育館フロアーやグランドなどで行うことができます。柔道場を活用するか、体育館フロアーに体操用マットや土俵マットを設置すれば、投げ技や簡易的な試合も実施することが可能になります。
まわしの代わりに、柔道の帯や相撲パンツを活用し(体育着の上に着用)、授業を実施することもできます。
(『中学校体育 相撲指導の手引き』p. 3)

Q3.授業では、相撲の経験者でなくても指導ができますか?

A3.
相撲の経験は指導する際に活きますが、ルールが簡明で、基本的な動作や技がシンプルであることから、経験のない人でも授業で十分指導することが可能です。『中学校体育 相撲指導の手引き』は、相撲の経験のない人でも指導ができるように作成されています。技の見本を示す際などに、付属DVD『中学生 相撲実技入門』を活用するという方法もあります。
(『中学校体育 相撲指導の手引き』p. 3・4 )

Q4.相撲は安全だと聞きますが、どうしてですか?

A4.
相撲の試合では、相手を押し出す、寄り切るなど、前に出て勝負が決まることが多く、このような場合にはあまり大きな怪我はしません。また、投げ技の場合でも、相手の手が土俵につけば勝ちになるので、相手の身体を高い位置に持ち上げ勢いよく投げる必要はありません。相撲で大きな怪我をすることが少ないのは、このようなことが理由と思われます。
(『中学校体育 相撲指導の手引き』p. 7)

Q5.授業で、より安全に相撲を指導するためには、どのようなことに注意すれば良いですか?

A5.
以下のようなことに留意してください。
(1)生徒の実態や授業の進度に合わせて、立ち合いでの相手との距離を調節したり、簡易的な試合での技を制限したりするなど、適切に学習条件を設定する。
(『中学校体育 相撲指導の手引き』p. 7)
(2)『中学校体育 相撲指導の手引き』は、簡易的な試合を楽しむ中で受け身の基本を自然に身に付けるという考えのもとで作成されているが、初期の段階から受け身(寝た姿勢→立った姿勢)を反復練習させるという方法もある。
(『中学校体育 相撲指導の手引き』p. 7)
(3)簡易的な試合の際には、規程上の禁止技・行為に加え、授業内での禁止ルールを設け、それらを遵守するよう指導を徹底する。
(『中学校体育 相撲指導の手引き』p. 117・118 )

Q6.相撲の技能は、どのような手順で指導すれば良いでしょうか?

A6.
『中学校体育 相撲指導の手引き』では、「中腰の構え」と「押し」を技能の基本に置き、基本動作→基本となる技→基本となる技の関連技術→得意技の習得へと、授業を段階的に進めるとしています。
相撲は比較的怪我が少ないので、初期段階から簡易的な試合を積極的に取り入れ、生徒の興味を惹くように授業を進めると良いでしょう。また、段階的にいくつかの技を指導していく際に、すべての技の習熟を求めるのではなく、学習段階で生徒自らが得意技を見つけることができるように指導しましょう。
(『中学校体育 相撲指導の手引き』p. 10 )

Q7.授業における技能評価は、どのようにすれば良いでしょうか?

A7.
基本動作、基本となる技およびその関連技術の中から、重要と思われる項目について規準を決めて評価する必要があります。『中学校体育 相撲指導の手引き』では、評価の計画や規準の例を示していますので、参考にしてください。なお、必要な方には、技能評価のより具体的な規準例を写真で示した資料を用意していますので、日本相撲連盟事務局までお問い合わせください。
(『中学校体育 相撲指導の手引き』p. 19‐25 )

相撲の授業に関してご相談がおありの方は、日本相撲連盟事務局まで遠慮なくご連絡ください。公益財団法人 日本相撲連盟 事務局 〒169-0073 東京都新宿区百人町1-15-20 TEL:03-3368-2211 FAX:03-3368-0440 E-mail:sumorenmei1@mist.ocn.ne.jp

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